ワインダイニング「夢酒粋亭」

住所:大阪市中央区谷町1-5-11 キャッスルリバーB1F
TEL:06-6949-0214
最寄り駅:京阪本線天満橋駅
地下鉄谷町線天満橋駅

共に4番出口徒歩1分

今回は地下鉄天満橋駅4番出口から地上に出て坂をのぼりながら南へ向い、最初の角を右に曲がったビルにひっそりと佇む隠れ家レストラン「夢酒粋亭」(むっしゅいきてい)さんを紹介させて頂きます。

ビルの階段をくだって(お店は地下1Fです)、右手にある重めの扉を開くと、左手には一段高いところに大体4名ずつ座れる掘りごたつが4つ(ブラインドで半個室対応可)、奥には2名用のテーブルが4つ、そして右側には元ホテルシェフが料理の腕を振るうのを見ながら食事を楽しめるカウンター席が4脚。

今回路地裏グルメの寄稿を仰せつかった時に「会社帰りに食べて飲んで5000円で満足できる飲食店」で真っ先に脳裏に浮かんだのが、この「夢酒粋亭」さんでした。お値段や味などの細かい話は後ほどとして、私からの一番のアピールポイントは他店では見かけない「酒と料理のマリアージュ」と「わがままリクエスト仕放題」です。面白いなと思う「マリアージュ」なんですが、普通のレストランでは乾杯にはスパークリングワインとか、お肉を食べるから赤ワインなど、『料理に合うお酒』を選んだり、「持ってきて」って注文しますよね?こちらの「夢酒粋亭」さんは違うんです。飲んでいる『お酒に合う料理』をその場でシェフが考えてサーヴしてくれます。たとえばちょっと爽やかな柑橘系の香りでほろ苦い白ワインには「お豆腐の山芋、オクラ、青ネギとなすび和え」とか、清涼感のある香りながらしっかりとした味わいの赤ワインにはあえて「スパイシーな風味豊かな魚料理」などなど。さらに同じ料理でも『お酒に合わせたソース』を使い分けてもってきてくれたり、一人日本酒を呑んでいたら、その方にだけ「朝採れきゅうりの万願寺味噌添え」を提供してくれたりします。また、ニッチなワインを飲みたいという方にも「夢酒粋亭」はオススメなんです。ワインと言えばどこの国のものが頭に浮かびますか? 大体フランス、イタリア、米国のカリフォルニア、最近ではチリやアルゼンチンなどがメジャーどころとして浮かんだのではないでしょうか?「夢酒粋亭」はもちろんメジャーどころも取り揃えていて、常時60~70種類のワインがセラーに保管されておりますが、なぜかオーストリア、ハンガリー、ルーマニア、モルドバ、ジョージアといったワイン通でもあまり飲んだことのないニッチな種類を数多く取り揃えています。特にジョージアやルーマニアなんてギリシャと並んでワインの発祥の地と言われている珍しいワインなんですが。これらのワインの良いところは「超希少であること」と「コスパの良さ」です。また「わがままリクエスト仕放題」ですが、本当にお客さんの要望に臨機応変に対応してくれます。オススメの「和牛ハンバーグ」は50gから食べたい量だけ味わえますし(肉汁がじゅわ~と染み出る180gが特に美味しい)、コースメニューの設定も、わがまま仕放題です。色々なお酒を飲みたい方はビール、ワイン(赤・白・泡)、ウイスキー、焼酎、日本酒を飲み放題にしたコースも選べます(例:お料理1,500円&飲み放題2,500円)し、同じ料金でスパークリングワインやビールは要らないから、料理を充実させたいなどのご要望も思いのままに対応して頂けます。(例:お料理2,500円&飲み放題1,500円)飲みたい、食べたいという方にはお料理2,500円&飲み放題2,500円も可能です。

食べたいですか?飲みたいですか?のご要望にフルで応えてくれます。もっともっと美味しいものを食べたいという方には、口いっぱいに肉汁が広がるけれども油がさっぱりしている「近江牛」(英国王室御用達の塩つき)なんかもありますよ。お酒と料理のマリアージュを楽しまれたい方、元ホテルシェフとお酒について語り合いたい方に自信をもってオススメします。「この記事を読んだ」とおっしゃってくれれば、特別料理を出してくれるかも(笑)

レポーター 宇都宮製作(株) 副社長 大西浩太郎