ツチダ産業株式会社

〒652-0804
神戸市兵庫区塚本通3-1-13
TEL  078-575-9851
FAX  078-575-2871
社長 土田 晃義

―ツチダ産業さんの歴史をおしえてください―

昭和3年生まれの私の父、義弘が創業者で、戦後、断熱材を扱う個人商店で営業担当として働いていました。昭和25年父が23歳の時に客先であった中日本重工業(現三菱重工業)神戸造船所の方の薦めで独立し、船に使用する保温材、断熱材、耐火材など石綿製品を扱う土田石綿工業所を創業。戦後の復興需要に後押しされ中日本重工業(現三菱重工業)との取引も順調に伸び、また日本アスベスト(現ニチアス)の代理店にも指定され事業の基礎が確立します。昭和33年に㈱土田石綿工業所に改組、父が初代社長になり、昭和40年、東海ゴム工業(現住友理工グループ)の代理店となり、高圧ゴムホース、防振ゴム等の販売業務を開始しました。その後は業容を順調に伸ばし、昭和41年に現社名のツチダ産業㈱へ商号を変更しました。また、三菱重工、川崎重工など客先の工場移転に伴い弊社も拠点を開設していきます。他方、ニチアスは三菱重工神戸造船所に船の隔壁材を納入していたのですが、その製作過程で恒温恒湿の環境が必要となることから弊社 が三菱重工のエアコンを納めることになり、そのようなご縁で昭和54年、三菱重工エアコン販売(現三菱重工冷熱)と特約店契約を正式に結び、エアコン及び関連商品の販売を始めました。私は大学卒業後はニチアスに入社し東京で1年勤めた後大阪に異動となり原子力.火力発電所の現場など工事監督として働いていました。昭和57年、父の体調が芳しくなくなったこともありニチアスを退社し弊社に入社しました。その父も平成元年3月に60歳で他界。翌年の平成2年に私が社長に就任、34歳の時でした。そして平成7年阪神淡路大震災が発生、本社社屋が被災、全壊しましたが、社員の人的被害がほとんど皆無だったことが不幸中の幸いで、この災害を全社一丸の団結力でこの困難を乗り切り、2年後の平成9年新社屋を竣工しました。三菱重工業を中心に保温・断熱関連、キャタピラー向けには高圧ホースや産業用ゴム・ウレタン・樹脂製品の販売、そして様々なお客様へエアコン・オフィス什器の販売、これら3本柱として顧客にとってなくてはならない会社を目指し現在に至っています。

―社是・基本方針などを聞かせてください―

〈創業者の方針は〉
  SERVICE! SAFETY FIRST! ECONOMY!  GET RICH!

〈私の方針は〉
1.顧客第一
  お客様の立場になって物事を考えよ
2.総力結集
 みんなの力で業績向上に努力しよう
3.自己啓発
 反省と研鑽で時代の変化に対応しよう

父は服装もそうでしたが考え方も大変おしゃれでした。方針が英語というのもそうですし、社章や社名のデザインやロゴやイメージカラーも知合いの画家に依頼するといった拘りぶりでした。一方、私の方針は上記以外にも時代の変化に応じた行動指針、QC活動、企業のあり方など、朝礼や会議の場を利用し社員に周知するようにしています。

―いま注力されている商品或いは分野などについて聞かせてください―

皆さんにはまだ馴染みが無いと思いますが「ポリウレアライニング」です。本来は軍事用途として銃撃や爆風にも耐える強靭な引張強度をもつライニング材料として開発されたようです。今までのライニング素材と比較し耐水性、耐薬品性、対候性、超引張強度、伸び追随性などに優れており、且つ超速乾性があり吹付け後数秒から数分後には完全に硬化します。この特性から各種水槽や屋根などの補修用のライニング材として注目されています。ただコストが高いのが難点ですが、今後需要が伸びることが予想されており工事の受注に注力していこうと考えています。

―会社自慢・社員自慢をしてください―

オフィスです。ある事情で昭和61年から岡村製作所(現オカムラ)の販売代理店となっているのを活用し最新のオフィス環境を目指し昨年リニューアルしました。仕事の効率UPや健康面に配慮し上下昇降デスクなどの採用でちょっとしたショールームとなっています。また有給取得率の高さや残業ゼロは、昨今叫ばれている働き方改革を以前から実施しており、効率よく働き、大きな成果を上げる能力をもった社員が我が社の自慢です。

―社長の趣味についてお聞かせください―

スキーです。31歳から本格的に始め、そのシーズンで1級の資格をとりました。一時はチームに入り競技にも参加したこともありましたが、現在は個人で信州を拠点に年20日ほどスキーを楽しんでいます。最近は外国人のスキーヤーやスノーボーダーが増え以前とは様子が一変し、正直驚いています

ツチダ産業株式会社さんを訪問して
33歳で社長に就任されすでに30年、先代からの事業の継続・拡大、新たな分野への挑戦など意欲的に事業を行う一方で、オフィスの快適な環境づくりや残業ゼロを基本とするなど社員を大切にする経営方針、また多忙ななか趣味のスキーにも全力で取り組むなどその行動力に感銘を受けました。今後益々のご発展を祈念しています。(事務局 三島通弘)